長時間勤務、土日もフルに休めない、5年に一度は転勤が必須な環境。
独身ならまだしも、ご家族がいらっしゃる方には家族のためにも何とか改善したいですよね?
ここでは、ワークライフバランスを改善するための失敗しない転職活動について解説します。
先ずは改善したいポイントを分析
ワークライフバランスといっても、家庭の事情や自分の希望も含めて不満に感じているポイントは人ぞれですよね。
状況を改善するためには転職は環境を変える大きなチャンスですが、それは手段であって、目的ではありませんので先ずはどこに不満を感じていて、何を改善したいのか?
ご自身なりの最低限の分析は必要になりますよね。
今の環境のどこに不満があるのか?
- 毎日残業が当たり前にある
- 土日が完全に休暇とならない
- 休日が平日にしか取れない
- 子供の朝の送り迎えのために職場から白い目で見られる
- 数年おきに必ず転勤となってしまう
など、ご不満に感じられているポイントがあると思います。
その中には給料が低いのでもう少し年収を上げたい、というのも一つのワークライフバランスだと思います。
先ずはご自身で不満に感じられているポイントを列挙しましょう。
文字に起こしたり、パソコン上で書き出すのも良いですが、書き出すことによって自分が何に不満を持っているのか?改めて整理出来ると思います。
改善したいポイントの優先順位を付ける
今の環境のどこに不満があるのか?を書き出した上で、問題点のインパクト、100%改善したいのか、一部分だけでも改善したいのか、列挙した中で何が一番、改善したいポイントなのかを優先順位付けしてみましょう。
目標は高く持った方が良いと思いますので、すべてを叶えたい、でも良いのですがいざ転職活動を行っていく中で100%マッチする企業が見つからない可能性もありますので、その際には優先順位に沿って優劣を付けていきましょう。
勿論、列挙したところで自分の奥底で本当に希望しているポイント、条件などが転職活動を行っていく中で顕在化していくこともありますので、その際には改めて優先順位付けを再度確認していく進め方でも問題ありません。
ターゲット企業を分析する
優先順位付けが出来たところで、ご自身のキャリアを踏まえて業界、職種を検討することになると思います。
その中で年齢の問題であったり、キャリアを考える中での希望などもあると思います。
ワークライフバランス改善が一番の目的で、自分の今後のキャリアは度外視するということであれば勿論それで良いですし出来れば年収UPやキャリアアップも、とお考えの際には合わせて検討するのでも良いと思います。
転職した方がよい理由や実際に転職先をお探しの際にお悩みになっている場合は以下をご参照ください。
募集要項をチェックする
希望される業界や職種などが絞れてきましたらWeb上でまずはどのような求人があるか確認してみましょう。
また、より自分好みの求人を探したい場合は転職サイトへの登録をお勧めします。
最低限の個人情報の登録は必要になりますが、登録したからと言って転職しないといけない訳ではありませんので、気軽に情報収集方、先ずは眺めてみることをお勧めします。
実際の募集要項を参照していく中で、「土日祝日完全休暇」「残業時間平均20時間」「フレックス制度あり」「全国転勤なし」など最低限の労働条件・環境が記載されていると思いますのでそちらが希望に沿っているかチェックしていきましょう。
企業文化をリサーチする
募集要項に目を引くような素晴らしそうな雇用形態・労働条件が記載してあったとしても本当にそうなのか?という視点でチェックすることは非常に重要です。
特に中小企業や家族経営の会社やベンチャー企業などは雇用条件通りの環境でないケースも多々ありますので、実際に書いてある通りなの?
という視点でのチェックが非常に重要です。
でも入社してみないと詳細は分からないんじゃない?
全ての企業という訳ではありませんが、そこそこの規模の会社であれば今はネット上で現役・退職済み社員の方を聞くサイトは結構あります。
例えば、openwork.jpでは各企業の口コミからの年収や社内風土などの評点が付いてますし、一定の条件を満たせば書きこみされている全ての口コミを参照することが出来るので本当に募集要項に書いてある通りなのかどうか非常に参考になります。
転職先の状況をリサーチする
では実際にある程度優先順位が付けられたら、次にいくつか求人を確認の上、自分の希望に沿っていそうなものを選んで、応募→書類選考となります。
現在は売り手市場とはいえ、一つの求人で最終選考まで進めるのは大体2,3名だと考えた時に受けている間に質問の機会を通常であれば頂けるものです。
そこで、あなたが気になっているポイントに焦点を当て、かつスマートに聞けるように準備しておきましょう。
面接でワークライフバランスに関連する質問をする
例えば、長時間労働が気になられている方であれば、
募集要項では残業時間が平均20時間ということですが、今回応募させて頂いている職種の働き方について教えてください。業務が集中する時期や、1日の代表的な皆さんの働き方などお伺いさせてください。
ここでは、「今回の職種の残業時間は何時間くらいですか?!土日は絶対休みたいのですが休めますよね!?」のような先方から、「この人、労働時間とか休みの事にすごく執着してるな。。。💦」と思われるような質問の仕方をすればマイナスポイントとなりますので、聞きたいことを少し遠回しに聞くことをお勧めします。
オファーレターをもらってからのカジュアルな面談の場があればある程度フランクに、ダイレクトに聞いても構いませんが、面接中は知りたいことであってもご自身が評価される場でもあるので、あまり希望ばかり前面に出さないことをお勧めします。
職務内容と期待される成果を確認する
企業が期待している点とご自身の希望、キャリアとの間にギャップがあれば、それはそれで入社してから大変でしょうし、仮に業務時間の長さの短縮があなたの優先順位で高ければ、周りの人は残業が少なくてもギャップが多いあなたは入社してからキャッチアップするのに大きな苦労をされることになるので、そこは注意しましょう。
私は今まで主に中小企業向けの営業を15年間行ってきましたが、今回募集されている大企業向け営業の経験は少ないのですが一つの会社に対して5年以上良いお付き合いをさせて頂き毎年〇億円の受注を頂いてましたが、御社では私のような経歴の方でも活躍されてきてますでしょうか?
募集内容と、ご自身のキャリアでギャップのありそうな点を上記のような形で自分のストロングポイントをアピールしつつ、実情を探っていくような質問が必要になってくると思います。