40代からの転職 ~ 今が売り手市場 ~

転職

40代から転職する必要ある? 私の感覚ではほぼ9割以上の方が思っていると感じてます。

私は以下に当てはまる方は真剣に転職を検討すべきと思ってます。

40代で転職を検討すべき対象の方

テツオ
テツオ

もう40になるけど、このままじゃ年収大して上がらないなぁ・・

カヨコ
カヨコ

物価も上がってるし年金も心配・・もう70まで二人で働くしかないわね。。

2023年8月15日内閣府発表の速報値では、同年4-6月の実質GDP成長率が1.5%、年率換算で6.0%と発表されました。景気が良ければ、給料もきっと上がる!現にユニクロとかサイバーエージェントとかの新卒採用の初任給も上がったよね?きっとウチの会社も・・・

貴方の会社がドーンとベース給を全社員向けに上げてくれるようであれば非常に喜ばしいですね。ただ残念ながらそういった企業はごく一握り・・・コロナ後の世界情勢などの影響を受けて卵も牛乳も、ファストフード店もどんどん値上げしていく一方。でも給料は上がらない・・・カヨコさんが言うように年収が変わらず十分な資産もなければ冗談ではなく本当に70歳まで共稼ぎしないと厳しい世界が来ると思います。

貴方が40代の場合、ずっと一社だけで勤め上げている方の大半、かつ大企業勤務の方の多くはまだまだ転職したこともなく今さら転職なんて・・と考えている方も多いと思います。だからと言って諦めて良い理由にはなりません、むしろ同年代のライバルは今のうちは意外と少ない、そう考えて間違いありません。

では、どんな方が転職を検討すべきなのでしょうか?

昇進する可能性が無く年収500万円以下の方

40代でこれ以上昇進する見込みが無ければ今後も給料が大幅に増えることは無いでしょう。私も大企業勤務でしたが毎年の昇給額は普通の評価の場合、3,000円程度・・・10年働いてやっと月3万円にしかなりません。いや、その前にシニアだけを集めた敗戦処理的な部署に異動させられて普通の評価も得られないことだって考えられます。

これってリスクですよね?

そのためには先ずは自分が転職出来ないかどうかを考える、40代の貴方でも遅くないと思います。日系企業出身の私の現在の職場は外資系ですが、40代の経験者採用の方はゴロゴロいますし、何なら冗談ではなく50代、60歳近くの方でも転職で入社してます。寧ろ、外資系への転職が初めて、という方が多いくらいです。コアとなる人材はどこの企業でも引く手あまたとなる時代に、既に突入しているのです。

勿論、これには年齢相応の職歴・スキルが必要な訳ですが、先ずは自分に転職出来る武器が備わっているか?そこから始めてみても遅くはないでしょう。

まだまだ年収を上げたい方

年収500万よりは貰えていて40代で700‐800万円。世間一般的には高年収と言われる部類かもしれませんが先が見えちゃってませんか?恐らく、一つの企業で長らく勤められている貴方であれば少なくとも社内では「〇〇と言ったら貴方さん」と言われる程度の自負はお持ちだと思います。

そうであれば、動くのであれば早ければ早いほどいいですよ。これからの時代、AIやRPAなどのITを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)がどんどん活用され、単純労働や定型作業は自動化されていきます。一方、業務知識をもってそうした技術を業務に活かすような指示を出したり、社内で蓄積した貴方しかもっていない知見・スキルは他社でも求められてます。

自分は他社でも通用するのか?自分の市場価値はどのくらいなんだろう?先ずは確認してみるべきだと思います。

給与体系はほぼ、貴方の会社で確定されており将来頑張ったとしても昇給する額は見えてきているはずです。同じ会社で給料を上げるよりは、別の給与水準の高い会社へ移った方が一足飛びに年収を上げることができます例え同じような業務、仕事量だとしても

ただ、40代の転職となると当然年齢に見合ったマネジメント力や業務知識、業界知識、スキルが求められますので先ずは転職サイト登録➤自分の市場価値を知る➤キャリアの棚卸し➤職務経歴書のブラッシュアップを進めてみましょう。

自分の市場価値を確認するためには、ビズリーチなどに登録を行い、求人情報を参照したり声を掛けてきた転職エージェントと会話することが一般的ですね。勿論、明確に自分の価値は1,000万円ある!と分かるわけではないのですが自分の現在の職務経歴と希望する年収額を伝えることで何となく見えてくるものです。(※転職エージェントにも実際、当たり外れはあります。貴方を商品としてしか見ないようなキャリアアドバイザーは早々に見限って、信頼出来るような方に会えるまで探してみることをおすすめします。)

ライフワークバランスを良くしたい方

40代まで働き詰めで会社のために頑張ってきた、と自負のある貴方。そのこと自体は否定しませんが「会社は社員を守るもの」という考えも年々薄れ、早期退職のニュースをご覧になる度、心配になることも多いでしょう。自虐的に自分は社畜だとうそぶいている方もそのままで良ければ構いませんが「もうそろそろ、体も疲れてきたしもう少しゆったりと働きたいかも・・」と思われたら一度、調べることから始めませんか?OpenworkLighthouseなどで興味のある会社を確認してみましょう。

「給料が上がったとしてもその分責任や仕事量も増えるのは嫌だなぁ・・」と真っ先に思うと思いますが本当にそうか、少し調べてみましょう。案外、自分以外の会社の事って見えないもので探していけば給与水準が今より高く、かつ残業時間が半分以下というような会社も見つけることが出来ると思いますよ。

今が40代にとって売り手市場なのか?

若者ならともかく、40代が売り手市場ってホント・・・?

勿論、若年層のような第二新卒やバブル期のような入れ喰い状態という訳には行きませんが恐らく今までの中で一番、今が40代にとっては転職しやすい環境となっていると思います。

売り手市場と断言出来る環境としては上記の通り「人材不足」が大企業、中小企業ともに頻発するような状況に近付いています。誰もが知っている大企業であっても、今まで専門知識を持って長年支えてきた団塊世代の多くが抜け、その層から直接指導を受けてきた世代、今の50代半ば~後半の世代の方も続々と引退していきます。

専門知識の伝承、経験があり長年マネジメントを行ってきた層がこれらに当たりますが、本来であればその下の世代も育っていないといけないのですが「失われた30年」の間に一番割を食っている氷河期世代においては採用抑制がなされているため今ではどの企業も不足している希少な世代なのです。

そして、この世代は若かりし頃には新卒時の就職活動で大変苦労をし、入社後も今ではパワハラと言われるような厳しい指導を受けて育ってきた世代です。同時に、途中からオフィスにPCも導入され今では当たり前ですが一人一台も支給されなかった頃から今では携帯電話も支給され、数年おきに業務で利用するアプリケーションも変更されたり、以前はその概念も薄かったパワハラ・セクハラといった業務環境、労務環境が激変してきた中を過ごしてきた世代なのです。

こうした厳しい環境の中で揉まれてきた貴重な世代とも言えます。

毎日普通に過ごしてきたと思っていてもこの世代の貴方は非常に貴重であり、もっとビジネスマンとして自信を持っていいと思います。そんな貴方が退職金も以前より大きく減らされつつある今の会社に滅私奉公するよりも、もっと良い環境で、希望する環境に移れる最後のチャンスだと思って是非一度、真剣に転職について検討して頂きたいと思います。

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